410 410 ゴールシーク(逆算シミュレーション) | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 Yoshiko Hamamoto

ゴールシーク(逆算シミュレーション)

Excelには、「ゴールシーク」という機能があります。

ゴールシークとは、最適化分析ツールとも呼ばれるコマンド群の要素の 1 つで、数式 の計算結果が目的の値となるように、数式に代入する値の最適値を求める方法です。
(マイクロソフトのヘルプより)

簡単にいうと逆算できる機能です。

予算の合計値

とても簡単な例ですが、以下のような表があります。
セルB6には、数式「=SUM(B2:B5)」が入力されています。
上司から予算を15000万円にしてほしいと言われたとします。
そして、「システム部」の予算を削ることにします。

「データ」タブの「ゴールシーク」

「データ」タブにある「What-If 分析」の「ゴールシーク」をクリックします。

「ゴールシーク」ダイアログボックス

「ゴールシーク」ダイアログボックスが表示されます。
数式入力セル」にセルB6を指定します。
目標値」に「15000」と入力します。
変化させるセル」にセルB5を指定します。
「OK」ボタンをクリックします。


システム部の予算は「1,296」と表示されます。
とても簡単な例で、こういうツールを使う必要ないほどですが、数式が複雑な場合ほど役立つと思います。

スポンサーリンク

一日の売り上げ目標を算出

もうひとつ、簡単な例ですが、以下のようにセルB1に数式が入力されています。
日数や人数が決まっている場合、売上目標を定め 一日の売上目標を算出することもできます。

売上目標を1,000,000にするには、一日の売上を500にしなければなりません。


Excel2003では、メニューバーの「ツール」→「ゴールシーク」です。

Excel2016でも解説しています。

ゴールシークを使って目標を達成するための値を求める | Excel 2016 | 初心者のためのOffice講座


「ゴールシーク」を使って、損益分岐点を求めることもできます。

損益分岐点をExcelのゴールシークで簡単に求めてみよう | Excel 2019 | 初心者のためのOffice講座

似たような分析ツールの一つに、「ソルバー」というのがあります。
ソルバーについては、以下の記事で解説しています。

ソルバー : 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog1

ソルバーについては、以下のExcel2016で詳細に解説しています。